たけしの家庭の医学(2018年8月14日放送)は、「高血糖を防ぐ最新食材」です。
どうもハットです。( ^^) _旦~~。
きょうの家庭の医学は、万病のもと「高血糖」を防ぐ新たな食材についての特集です。
目の血管の顕微鏡画像をみてビックリ、血液の流れが悪くなっていて、これは高血糖の状態だといいます。
増えすぎた糖分などで血液が大渋滞している様子でした。
このような状態になると、
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
など、命にかかわる病にいつ侵されてもおかしくありません。
そればかりか高血糖は、ガンや認知症になるリスクを高める可能性があります。
そう、健康長寿のためには、高血糖を防ぐことが最重要課題の1つです。
巷で話題の高血糖の予防法は、「糖分の吸収をゆるやかにしてくれる食物繊維を摂る」、「ジョギングや筋トレなどの運動」など、これはよく聞きますね。
しかし、これまでとは違う最新の高血糖の予防法、改善法の情報を入手しました。
さっそく、その方法を教えてもらうべく北海道旭川市にある旭川医科大学病院に訪ねました。
旭川医科大学 病態代謝内科学分野 教授 太田嗣人 先生です。
太田嗣人先生 高血糖を防ぐ 最新の方法とは?
「最近のヨーロッパの糖尿病学会の研究で、ある食べ物の成分がインスリンの分泌を高め、血糖値を下げてくれる効果があるということが分かってきた」と太田先生は話します。
今回の新事実は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」を増やしてくれる最強食材は?
インスリンとは?
体内で唯一血糖値を下げる働きがある。
4年前、欧州糖尿病学会で報告された研究によると、
普段血糖値が高い人達にその食材の成分を摂ってもらった結果、血糖値を下げてくれるホルモン、インスリンが倍近く増加しました。
高かった血糖値も摂取後28%低下しました。
論文にはある食材の名前が記載されていた。
その食材は「whey(ホエイ)」です。
WHEY(ホエイ)
インスリンを増やし血糖値を下げる。
それを探るため訪れたのは北海道十勝地方。
北海道の背骨と言われる日高山脈が連なる山々の懐に抱かれたこの土地では、広々とした平野を利用して小麦やトウモロコシ、じゃがいもの栽培が盛んです。
そして点在する牧場にはのどかに草をはむ牛たちの姿があります。
そんな十勝の名産品と言えば、やわらかな極上の十勝豚をタレで味付けした名物「豚丼」、そして新鮮な牛乳から造られるチーズやソフトクリームなど、これらにホエイと関係の深い食べ物があります。
湖水地方牧場
湖水地方牧場とは?
テニスコート約300面分の広さ。
牛たちが伸び伸びと暮らしています。
牧場を営む白井隆さん、温紀さんご夫婦。
牧場で育てている牛はブラウンスイスや水牛で、
ブラウンスイス(牛)
ナチュラルチーズ作りに適した栄養豊富な生乳を提供する。
水牛
クリーミーで良質なモッツァレラチーズで知られている。
ブラウンスイスと水牛を約40頭 飼育しています。
とれたての新鮮な生乳からチーズなどを作っています。
ホエイと関係の深い食べ物は、チーズです。
北海道十勝は、
全国一のナチュラルチーズの生産量を誇るチーズ大国です。
チーズを作る際に、血糖値を下げる効果が期待できるホエイが発生するそうです。
モッツァレラチーズができるまで。チーズ製造工程
- 搾乳
1回で16リットルの生乳が採れる。 - 冷蔵容器に入れ一晩寝かす。
- 生乳を72℃の温度で殺菌します。
- 生乳を冷やす。
- 生乳を発酵させるための乳酸菌。
- 1時間ほどおいて発酵させると、液体状の生乳を固める凝乳酵素を入れる。
チーズは、紀元前アラビアの商人が羊の胃袋の中に乳を入れ砂漠を移動し数時間後、中の乳が固まりチーズになったことが誕生のきっかけになったと言われています。
牛や羊などの胃から出る酵素が乳を固めてチーズが出来る。 - 1時間ほど置くと、生乳が固まりチーズに近づいてきました。
- 切れ込みを入れ、カッティングする。
細かく砕くことで中の水分を出来るだけ抜いていく。
水分をぬけばぬくほど、モッツァレラチーズの弾力性が生まれる。 - 固形分が底に沈み、水分が上に染み出てきた。
- 水分と固形分を分離させる。
底の方に姿を表したのが、チーズの原料となる固形物です。 - 細かく切り、粉砕機で粉々に砕く。
- お湯を加え、かき混ぜていくと粘り気が出てくる。
お湯の熱を加えると、柔らかく、もちもちの食感が生まれる。 - 5分後には、つきたてのお餅のような状態になります。
- これを冷水につけながらちぎっていくと、モッツァレラチーズの完成です。
モッツァレラチーズの工程を見ましたが、この中で血糖値を抑えるホエイはどこにあったのでしょうか?
ホエイの正体は、チーズの上に溜まっていた黄色い液体です。
様々なチーズを作る際に出来る上澄み液です。
チーズを創る際に出る副産物です。
出来上がったチーズにはホエイはほとんど含まれていない。
では、どのようにしてホエイを摂取すればいいのでしょうか?
実は、ホエイ自体から造られるチーズがあります。
それは、「リコッタチーズ」です。
ホエイで造るリコッタチーズの作り方
- ホエイに塩などを加えかき混ぜる。
- 85℃の温度で再び煮詰める。
リコッタとは、イタリア語で「再び煮詰める」という意味。 - ホエイの10分の1の量の牛乳を足す。
ホエイが牛乳の成分と反応し固まりやすくなる。 - 40分ほど煮詰めると、リコッタチーズの完成です。
リコッタチーズの特徴は、
水分をたっぷりと含み、柔らかくホロホロの食感です。
南イタリアでは、果物と合わせる、スイーツの材料になります。
日本でもイタリア料理店や一部のスーパーで入手可能です。
とは言え、日本人に馴染みのないリコッタチーズを日常的に摂るのはなかなか難しいです。
そこで、
普段簡単に摂れるお馴染みの食品にもホエイは含まれています。
その食品とは「ヨーグルトの上澄み液がホエイ」です。
ホエイの血糖を抑える働きについて解説
旭川医科大学 病態代謝内科学分野 教授 太田嗣人 先生が解説。
先程も言いましたが、ヨーグルトを置いておくと、ヨーグルトからにじみ出てくる上澄み液です。
それがホエイなんです。
いままで、その液体(ホエイ)を捨てていませんでしたか?
つまり、ヨーグルトの中にはホエイがたっぷり含まれているということです。
ホエイの多い主な食品
- ホエイプロテイン(スポーツ飲料)
- ホエイチーズ(リコッタなど)
- ヨーグルト
- 牛乳
身近な食品の中では1番ホエイ含有量が多い。
ホエイには血糖値を下げる成分だけでなく、様々な栄養素が含まれています。
ホエイに含まれる主な栄養素は?
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- 炭水化物
- たんぱく質
- ビタミンC
- ビタミンB
の主な栄養素だけで12種類あります。
ホエイのたんぱく質が血糖値を抑えます。
乳清たんぱく質が小腸を刺激することにより、インスリンの分泌を促すホルモンが増加します。
インスリンの分泌が良くなり、血糖値の上昇が抑えられるということです。
乳清たんぱく質を最も簡単に摂れるのはヨーグルト。
大切なのが、ヨーグルトを摂るタイミングです。
加齢等でインスリンの分泌が悪化すると、食後の血糖の上昇を抑えられなくなります。
これが大きな問題だと先生は言います。
食後の高血糖が見逃されていて、心筋梗塞など命にかかわるような動脈硬化症に深く関わっている。
乳製品に入っているホエイたんぱくを摂っておけば、インスリンの分泌が高まって、食後の高血糖が防げます。
ヨーグルトを食べるタイミングは、食前に食べることで、血糖値の上昇がゆるやかで、最高値も低いことがわかりました。
(旭川医科大学 病態代謝内科学分野 教授 太田嗣人 先生)
まとめ
たけしの家庭の医学は、「高血糖を防ぐ最新食材」が紹介されました。
高血糖は、心筋梗塞、脳梗塞、ガン、認知症などのリスクを高める可能性があります。
健康長寿のためには、高血糖を防ぐことが最重要課題の1つです。
港で話題の高血糖の予防法といえば、「食物繊維をとる、運動をする」などでしたが、これまでとは違う最新の高血糖の予防法、改善法がありました。
旭川医科大学 病態代謝内科学分野 教授 太田嗣人 先生によると、ホエイを摂ること。
ホエイのたんぱく質は、乳清たんぱく質で、必須アミノ酸がバランス良く豊富です。
乳清たんぱく質が小腸を刺激することにより、インスリンの分泌を促すホルモンが増加します。
インスリンの分泌が良くなり、血糖値の上昇が抑えられると考えられています。
ホエイはリコッタチーズに多く含まれますが、身近な食品でもホエイは簡単に摂れます。
それは、「ヨーグルト」です。
ヨーグルトからにじみ出てくる上澄み液がホエイです。
そして、食前にヨーグルトを摂ることで、インスリンが早めに分泌され、血糖値の上昇が抑えられ、ゆるやかに安定することがわかりました。
食後のデザートのようにヨーグルトを食べていたので、今度からは食前に食べるようにしようと思います。
ホエイプロテインというものも売っているので利用しても良さそうですね。
近くの薬局でも売っていると思うので、今度見てみようかなと思います。
参考:ホエイプロテイン ホエイたんぱく濃縮物(乳成分を含む)
上の画像の商品「リミテスト ホエイプロテイン ULTRA VALUE」は、ホエイたんぱく濃縮物(乳成分を含む)です。
本来、プロテインというものはボディビルダーや筋力を付ける時に栄養を補給するものというイメージでしたが、日々の健康の為に摂取することもできるようです。
パワーアップなどのカラダづくりは、余分な体脂肪を増やさずに筋肉量を増やすのがポイントで、トレーニングに必要な栄養素を食事で摂り、不足するたんぱく質をプロテインで補うというもの。
ムダな体脂肪をつけずに細マッチョを目指すために飲む。
さらに筋肉、骨、血液、内臓、皮膚、髪、爪にいたるまで、たんぱく質によって構成されています。
女性が気にあるコラーゲンもタンパク質が不足すると免疫力が弱まり、体調を崩しやすいうなったり、疲労回復の遅れなど引き起こす可能性が高まるとして、健康維持の為にプロテインで不足しがちなタンパク質を摂るというのも大切みたいです。
注意事項や成分など、他の商品と確認して自分にあったプロテイン、用途にあったものを探すと良いと思います。
僕の場合は、鍛えてメタボをなんとかしたい。ちょっと細マッチョを目指したい。筋力を維持したい。不足しがちな栄養を補うのにいいかなと思って上記の商品にしてみました。
最後までご覧いただきありがとうござました。
それではまた~。
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