Windows11の最新バージョン「26H2」の配布がスタートしました。
すぐに新しいバージョンを試したい方は、すぐに26H2できる方法を探していると思います。
「非対応PCだけど、Rufusで25H2にしたPCは自動更新されないの?」
「回避ツールとか使わずに、25H2のISOで普通にクリーンインストールできちゃた非対応PCの場合はどうなる?」
「ネット上で「26H2にする直リンク(KB5121794)」を見かけるけど、これって怪しくないの?安全?」
「そもそも今すぐ26H2にする必要ってあるの?」
非対応PCで25H2を運用している方の中には、導入経路(Rufusを使った / 普通にISOからクリーンインストールできた)を含め、さまざまな疑問があると思います。この記事では、仕組み・直リンクの安全性・導入手順、そして「いま更新すべきか」の判断基準をわかりやすく解説します。
※条件や環境によって結果が異なる場合があります。あくまで参考としてお読みください。
1.対応PCの場合は、そのままWindows Updateが来るのを待つ!
まず、Microsoftの動作要件(CPUやTPM 2.0など)をすべて満たしている正規の「対応PC」をお使いの場合、特別な操作をする必要はありません。
基本は「段階的な順序配信(段階的ロールアウト)
26H2のような大型アップデートは、サーバーの負荷軽減やトラブル拡大防止のため、全ユーザーへ一斉に配信されるのではなく段階的に順次配信されます。そのため、同じ対応PCであっても、すぐに届く端末(PC)と数週間~数ヶ月遅れて届く端末(PC)があります。基本的には通知が来るまでそのまま待っていればOKです。
「少しでも早く26H2にしたい!」という場合の手順
配信対象として早めに選ばれたい場合は、設定を変更しておくことで優先的に配信が届くようになります。
- 「設定」>「Windows Update」を開く
- 「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のスイッチを「オン」にする
- 「更新プログラムのチェック」ボタンを押す
この設定を「オン」にしておくと、お使いの環境向けに準備が整った段階で優先的に26H2の案内(「Windows11 , version 26H2 が利用可能です」)が表示されるようになります。
2.非対応PCの場合 Windows Update で自動アップグレードできる?
一方、動作要件を満たしていない「非対応PC」の場合は事情が大きく異なります。
結論から言うと、Rufus等の回避ツールを使った場合はもちろん、「普通に25H2のISOでクリーンインストールできちゃった非対応PC」であっても、Windows Updateによる26H2への自動アップグレードは行われません。
普通にクリーンインストールできたのに、なぜ自動更新されない?
「非対応PCなのに、エラーも出ず普通に25H2がインストールできた」というケースは実際にあります。しかし、それはあくまで「初期セットアップ時のチェックを通過できた」というだけに過ぎません。
25H2から26H2のような大型アップデート(機能更新プログラム)が配信される際、Windows Update側では端末のハードウェア情報(CPU型番やTPM 等)を毎回ゼロから独立して判断します。
そのため、導入時にエラーが出なかったPCであっても、システム上「非対応ハードウェア」と認識される以上、前述の「利用可能になったら~」のスイッチをオンにしても26H2が自動配信されることはありません。
非対応PCを26H2へ移行するには、手動での更新作業が必要となります。
3.ネットで配布されている「26H2の直リンク」は危険?本物?
結論から言うと、リンク先のURLがMicrosoft公式のものであれば「本物(正規ファイル)」です。
直リンクの正体とは?
26H2への切り替えに使われているファイル(KB5121794)は、実体が数百KB~数MB程度の「イネーブルメント・パッケージ(eKB)」と呼ばれる有効化スイッチです。
海外の大手ITメディアや検証サイトで掲載されている直リンクの多くは、Microsoftの公式配信サーバー内にあるファイルを直接指しています。
安全なリンクの見分け方
- 安全(本物):URLのドメインが Microsoft.com や Windowsupdate.com になっているもの(※似させた偽物サイトあり)
- 危険(偽物・改ざんの恐怖):アップロード先が Google Drive 、Dropbox、Mega などの個人ストレージになっているもの
個人ストレージ経由のファイルは、マルウェア感染やデータ改ざんのリスクが高いため絶対にダウンロード・実行しないでください。
また、この直リンクから取得できるファイルと、後に「Microsoft Update Catalog」で公式に検索・配布されるファイルは、中身もデジタル署名も全く同じ正規プログラムです。
4.手動更新前に必須!前提となる「KB5120998」の確認
直リンクから「KB5121794」を取得して実行しようとしても、エラー(このコンピューターには適用できません)が出て進まないケースがあります。
これは、前提となるプログラムがパソコンに入っていないことが原因です。
仕組みと正しい実行順序
- 実体データ(KB5120998)
26H2の新機能などのデータ本体は、月例の累積更新プログラムであるKB5120998(またはそれ以降の累積更新)に含まれています。 - 有効化スイッチ(KB5121794)
今回の直リンクファイルは、すでに入っているデータを「26H2として有効化する」ためのスイッチです。
そのため、以下の手順で進める必要があります。
- KB5120998(累積更新プログラム)を適用してパソコンを再起動する
- その後、KB5121794(イネーブルメント・パッケージ)を実行する
5.【本音】非対応PCは今すぐ26H2にすべき?

ここまで手動での更新方法を解説しましたが、「そもそも今すぐ26H2にする必要があるのか?」と言われれば、「急いで更新する必要は全くない(静観が最も安全)」というのが結論です。理由は以下の通りです。
① 動作が軽くなるような劇的変化はない
25H2と26H2は基本的なシステム構造(コードの基盤)を共有しています。そのため、26H2にしたからといって「メモリ消費が大幅に減った」「CPUレスポンスが劇的に向上した」というような性能改善は期待できません。主な変化はUIの細かい微調整や新機能の追加です。メモリ8GBでも快適になるというシステム改善はまだ提供されていません。
② 25H2はまだまだサポート内
Windows11の年間大型アップデートは、一般向け(Home / Pro)でリリースから24ヶ月(2年間)のサポートが提供されます。25H2のサポート終了は2027年秋頃まで先ですので、25H2のままでも毎月のセキュリティ更新プログラムは問題なく配信され、安全に使用できます。
③ 不具合のリスクとCatalog配信待ち
大型アップデートのリリース直後は、どんなPCであっても予期せぬ不具合(ドライバーの不具合や特定ソフトの不具合など)が起きやすい時期です。特に非対応PCの場合、情報が出揃う前に無理に上げるのはトラブルの元になります。
いずれ「Microsoft Update Catalog」にも KB5121794 (または同等のパッケージ)が正式に掲載され、検索・手動入手できるようになるはずです。直リンクで焦って入れなくても、Catalogに登場して情報が落ち着くまで待つのが賢明です。
最も安全なアプローチは?
- 対応PC
「利用可能になったら~」をオンにして待つか、通常配信をゆっくり待つ。 - 非対応PC(今すぐアップデートしたい場合)
リンク先が microsoft.com ドメインであることを確認し、KB5120998 適用後に KB5121794 を手動適用する。 - 非対応PC(最もおすすめな対応)
25H2のまましばらく様子見をし、Microsoft Update Catalog で情報が出揃ってからゆっくり更新を検討する。
現在25H2で安定して動作しているなら、無理に急がず、トラブルのない安全なタイミングでアップデートを進める方が良いのかなと思います。

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