日本一肝臓が元気?お酒を飲むのに肝臓が健康な山形県民の秘密

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山形県といえば、お酒を多く飲む地域として知られています。
しかし、都道府県別の肝疾患による死亡率の低さが女性1位、男性14位とお酒の消費量を考えたらかなり上位になります。

テレビ番組「ゲンキの時間」より。

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なぜ山形県民は肝臓が元気なのか?

山形県寒河江市にその秘密を調査。
河川敷でなにやら行われている。
それは、「芋煮会」だった。

秋の風物詩の芋煮会は、山形県は毎年、日本一大きな芋煮会を開催しています。

河川敷で芋煮を食べ親睦を深める。

そこにいたお母さんは、「350mlを6本くらい休肝日はない」という。
それなのに、肝臓が悪いと言われたことはないそうです。

なぜ山形県民は肝臓が元気なのか調べるために、山形長屋酒場へ。
そこにいた男の人は毎晩、嫁に怒られるぐらい酒を飲むとか。

毎晩、二人で1升の酒を飲む二人ですが肝臓は健康だという。

肝臓の検査項目と基準値

項目 基準値
AST/GOT 10~40
ALT/GPT 5~45
γ-GTP 男0~75、女0~35

二人とも基準値以内でした。

二人が酒と一緒に食べているものを見ると枝豆を一緒に食べていました。
しかし、これ見た目は枝豆ですが、「だだちゃ豆」というものでした。

山形名産「だだちゃ豆」

食べてみると、豆の味が良く風味がすごい。
一見、枝豆のように見えるが山形県名産のだだちゃ豆。

だだちゃ豆 山形県
(ゲンキの時間より)

だだちゃ豆 販売店

県民にとっては酒のおともとして当たり前の食材。

見た目がほとんど一緒だけど、枝豆とだだちゃ豆の違いはあるのでしょうか。

「だだちゃ豆は、枝豆より肝臓に良い食べ物だと思います。アルコールを飲んだ時に重要な解毒という肝臓の働きを助ける」
そこで、複数に枝豆とだだちゃ豆を食べお酒を飲んだ場合どう変化があるのかを比較をした。

そうすると、だだちゃ豆を食べた方が最大アルコール濃度が低く、30分から1時間早くアルコールが抜けた。

「だだちゃ豆には枝豆よりもアラニンというアミノ酸が非常に多く含まれています。そのアラニンが肝臓の解毒を助けるため、お酒が早く抜けたと考えられる」

日本大学医学部附属板橋病院(東京都板橋区)消化器肝臓内科教授 松岡俊一 医学博士

だだちゃ豆は枝豆の約2倍アラニンを含んでいるという。

山形では普通に売っているが、他の地域ではない。
そこで、アラニンを多く含む食材を紹介した。

アラニンを多く含む食材

枝豆・まぐろ・ブロッコリー・海苔など。

アラニンには二日酔いを予防する効果もあるんだとか。
それらのアラニンを多く含む食材を食事に追加して食べると良い。

他に秘密はないか、山形県朝日町へ

民家の軒先に何か干してある。
これは何だ?

そこで、民家の女性に聞いてみると、「アケビ」だという。

アケビとは?

山形名産の果物で日本の約88%が山形県産。

旬は9月~10月
その後は保存食用に皮だけを干して食べる。

アケビの皮のうち豆詰め

アケビの皮を水で戻し、皮の中にニンジン・ゴボウ・糸こんにゃく・だだちゃ豆を入れ、かんぴょうで閉じて煮た料理。

アケビの皮のうち豆詰め

食べた感覚はナスみたいな感じだという。

料理を作ってくれた女性も毎日お酒やワインを飲むという。
(志籐政俊さん、一枝さん)

一枝さんは毎日2合は飲むというが肝臓の検査基準値をクリアしている。

アケビの皮に肝臓の健康を保つ秘密が!

「アケビの皮にはポリフェノールの一種のアントシアニンが多く含まれている。」

「これは非常に強い抗酸化作用がありますので、肝臓の機能を助けるのには持って来い」だという。
(松岡俊一 医学博士)

アントシアニンを多く含む食材

ブルーベリー・黒豆・ナス・ブドウなど紫色の食材に多く含まれる。

アケビが手に入らなくても、これらの食材を食べるのも良い。

酒処山形を代表する酒蔵「出羽桜酒造」

酒のプロから健康の秘訣を探ろうと酒蔵の中へ。
日本酒づくりに欠かせない発酵現場に潜入。

日本酒の種類ともろみ期間

大吟醸酒
純米大吟醸酒
約30日
吟醸酒
純米吟醸酒
約25日
本醸造酒
純米酒
約20日

※その他、米の種類や精米歩合でも変わります。

大きく分けて3つ、もろみという時間が長いほうが高級な日本酒になるそうです。

杜氏さん(日本酒の醸造工程を行う職人集団「蔵人」)も1日3合~4合のお酒を飲むが、肝臓の数値は基準値以内で健康であった。

そこで、宿直担当が夕食の準備中。
その食事を拝見させれもらう。

そこで発見。
山形の食卓に欠かせないあるモノが。

缶がいっぱいあります。
缶の正体は、山形では必須の「さば缶」だという。

いつも、さば缶は食卓にないと困ると杜氏さんは言う。

山形県民の食卓に欠かせない「さば缶」

もともとは、冬の保存食として広がった。
今では山形県の多くの家でさば缶は常備ストックしているほど当たり前にあるものだった。

さば缶をどのように食べるのか?

まずは一切れ小皿に移し、その上にネギを入れる。
そこに熱々のうどんを入れる。

味付けは醤油のみ。
仕上げに、かつお節をかけてしっかりかき混ぜて出来上がり。

シンプルながらその味は、とんでもなく美味かった。

山形では当たり前に食べられている、うどん。名前があったのです。
その名も「ひっぱりうどん」。

そう山形名物の「ひっぱりうどん」でした。
器にうどんをひっぱりあげて入れるところから名付けられている。
※諸説あります。

寒い時はうどんに、暑い時はそうめんに、山形県民にとって、さば缶は欠かせない具材だった。

さば缶について

「さばに含まれるDHAやEPAは悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる働きがある。肝臓に限らず様々な健康維持に有効だと思います。」(松岡俊一 医学博士)

缶詰は骨まで食べられるので栄養価も良さそう。

DHA・EPAが多く含まれる食材

まぐろ・いわし・さんまなど多くの青魚に含まれる。
お酒のおつまみにはぜひ青魚を食べると良いそうです。

まとめ

山形には肝臓をいたわる多くの県民食があった。
食べてる食材全部が肝臓に良い物を食べていた。

自然と良い物を食べていたのか先人たちの知恵なのか。
調べるとその土地でその土地の暮らしに良い物を食べていたことになります。

日本人の健康は地元の食材と地元の郷土料理にあるのかもしれません。

しかし、これを食べれば飲み過ぎても良いというわけではないのでご注意ください。